(2017.6.7 ルールについて追記を行いました。)
今年の清陵祭のポケラバの会誌に投稿した記事です。少し内容を変更して改めて「ポケカ論」にあげます。まだ変則ルールは整備中ですが、面白いルールばかりなので、次回のカロン杯を期待してください。以下、会誌の記事です。
「ポケカロンがポケカロンを考える」
ポケラバM1 ポケカロン
これまでゲームでの氷統一、ポケカのカゲボウズの魅力についてポケラバの会誌で語りました。今回はポケカの変則ルールについて考えていきます。この会誌の内容を基に8月に開催予定のポケカ公認自主大会「カロン杯」で実際に採用する予定です。
不思議なタイトルで何を言っているんだと思う人も多いかもしれないので経緯を話します。ポケラバでHGSSの「ポケスロン」が流行った時期があり、TLを見る度にこの文字が自分のHNに見えました(笑)そこから、ポケカの変則ルールを連続で行う大会(ポケカ+トライアスロン=ポケカロン)っておもしろそうだなと思い、命名しました。「ポケカロンが考えるポケカロン」タイトルの同じ言葉は実は意味が違うんですね。
ポケカの長い歴史の中で、一度は公式ルールになった”あのルール”からオリジナルのルールまで変則ルールは多々あります。全部で5つの変則ルールについて順番にその面白さを語っていきます。☆の数はそのルールの分かりやすさと面白さなどの総合の点数を、独自の判断で付けたものなので参考にしてください。
⑴ダブルバトル~公式から忘れ去られたルール~ ☆☆
DP時代の頃までは公式のルールブックにも記載されていたダブルバトルです。以前は大型公式大会でも「ダブルバトル」が採用されて、大会の景品として専用のワザを2つもつチリーンが配布されました。
まずは当時の公式の説明文をざっとまとめます。
(ルール説明)
・バトル場にポケモンを2体出す。(場にポケモンが1匹しかいない場合はそのまま)
・ベンチに出せるポケモンの数は4体まで。
・ポケモンがワザを使うときは、どちらのバトルポケモンがワザを使うかを決めます。その後に使うワザを決め、そのワザを与える相手のポケモンを選びます。ワザを1つ使うと、自分の番は終わりになります。
通常のポケカのルールとの変更点はこれだけなので単純明快ですね。
<注意点>
・バトル場にポケモンが1匹だけになっても試合は続行します。
・にげるは自分の番に1回だけです。
・ベンチの数を変更する「スカイフィールド」「みちをふさぐ(ウソッキーの特性)」のテキストをこのルールのみ以下の様に変更します。
「おたがいのプレイヤーがベンチに出せるポケモンの数は、7匹になる。(このカードがトラッシュされたとき、ベンチに5匹以上いるプレイヤーは、ベンチが4匹になるまでポケモンをトラッシュする。トラッシュするのは、このカードの持ち主から。)」
「このポケモンがいるかぎり、相手がベンチに出せるポケモンの数は、3匹になる。相手のベンチに4匹以上いる場合は、相手はベンチが3匹になるまでポケモンをトラッシュする。[ベンチの数を変更する効果は、少ない数が優先される。]」
{Q&A}
Q1.対戦開始時にはじめに引いた7枚にたねポケモンのカードが2枚ありました。この時、バトル場にポケモンを1体のみだして、もう1体は手札に残したままにすることはできますか?
A1.できます。
Q2.バトル場にポケモンが1体しかいない時に、「アズサ」や「ネストボール」などの山札から直接ベンチにポケモンを出すトレーナーズは使えますか?
A2.使えません。場にポケモンを出す際はバトル場のポケモンから順に埋めていくので、これらのカードは使えません。
Q3.自分のバトルポケモン1体はゲンシグラードンEX、もう1体はカゲボウズです。この時に相手にグッズ「あなぬけのヒモ」を使われました。この時に効果がかかる対象はこちらで選ぶことはできますか?
A3.できます。
ゲンシグラードンEXを選んだ場合➡Ωバリアの効果で自分は相手のグッズの効果を受けないために、相手のみ「あなぬけのヒモ」の処理を行います。
カゲボウズを選んだ場合➡「あなぬけのヒモ」の効果が自分にも働くために、バトル場のカゲボウズとベンチポケモンを入れ替えます。
Q4.相手にサポート「フラダリ」を使われました。この時に、こちらが相手に指名されたベンチポケモンと入れ替えるバトルポケモンを選ぶことはできますか?
A4.できます。
Q5.バトル場にポケモンが1体しかいない時に、手札からシェイミEXをベンチに出して特性「セットアップ」を使うことはできますか?
A5.できません。必ず、バトル場からポケモンを埋めていくので、この場合は手札から直接バトル場にシェイミEXをだすことになるためにその特性は働きません。
(現環境において採用した際の影響)
・ベンチの数が少ないことからシェイミEXやカプ・テテフGXなどの展開系のポケモンが使いづらくなる
・ベンチの数によりワザのダメージが増減する「ゾロアーク」や「MレックウザEX」の弱体化
・バトル場にポケモンが2体いることにより、通常ルールにおいてはない「どちらのポケモンに攻撃するのか」という択が発生する
・どちらかしか攻撃できないのならば、相方はバトル場において働く特性(オーロット「もりののろい」など)のポケモンを配置するのが戦略として強い
⑵ローテーションバトル~ゲームでなくなったのならばカードでやろう!~ ☆☆
ゲームにおいて、サンムーンからローテーションバトルがなくなり悲しんでいるローテ勢はたくさんいます。それならば、ポケカでローテーションしちゃいましょう!ということで考えたオリジナルのルールです。まずはルール説明からします。
(ルール説明)
このルールにおいての通常ルールとの大きな違いは、ベンチにポケモンを置く時、ワザを宣言する時にあります。以下に本ルールにおける変更点を示します。
①新しくベンチにポケモンを置く際はその配置に注意する必要があります。ローテーションできるポケモン(攻撃可能なポケモン)は、バトル場+ベンチの両隣のポケモン2体の全部で3体のみです。ポケモンをローテーションする際は、場の全体のポケモンを一つずつずらします。
②ワザの宣言をする前に、ワザを使う方のプレイヤーは場のどのポケモンでどのワザを使うのか、ワザを受ける方のプレイヤーはどのポケモンで相手のワザを受け止めにいくのかを決めます。
お互いにバトル場に出すポケモンを決めたら専用の用紙にそのポケモンの名前(複数同じ名前のポケモンが場にいる場合は区別できるようにする)とワザ名(攻撃する側のみ)を記入し同時に見せ合います。その後、指定したポケモンをバトル場にだして通常ルール同様にその後はワザの処理を行います。
<注意点>
・自分の場にポケモンが1匹しかいない場合はそのままです。相手の場にポケモンが2匹以上いる場合は相手のみローテーションします。
・ゲームのローテーションバトル同様に、元々バトル場にいたポケモンを指名してそのまま残ることも可能です。
・「ポケモンいれかえ」「なりかわる(特性)」などでバトル場のポケモンをベンチポケモンと交代する場合は、それらのポケモンのみを通常のバトル同様に入れ替えます。
・「にげる」は両隣のポケモンのみの交代とします。
{Q&A}
Q1.先攻1ターン目はワザを使えませんが、ローテーションの処理は行いますか?
A1.行いません。
Q2.先攻1ターン目でも使えるラティオスEXの「ファストレイド」を使った場合はローテーションの処理を行いますか?
A2.行います。
Q3.1ターン目後攻以降に、ワザを使わない場合もローテーションの処理は行いますか?
A3.行います。この場合、専用の用紙にワザを使用しないことを示し、ローテーションの処理を行います。
Q4.相手のローテーションの処理の時にバトル場にいたグソクムシャGXをベンチに下げました。次の番にグソクムシャGXをローテーションの処理でバトル場に出して「であいがしら」を使ったらダメージはプラスされますか?
A4.この番にベンチからバトル場にでてきたことになるので、プラスされます。
(現環境において採用した際の影響)
・安全にポケモンを育てることができるので進化形のデッキ+HPの高い置物デッキは強化、AZやアセロラなどを利用されることにより、2パンのデッキは弱体化します。
・ワザの宣言の前にダメカンを乗せる効果(ジュナイパーGXの「フェザーアロー」など)はローテーションバトルにおいてはさらに強くなります。
⑶お題バトル~様々なお題を乗り越えろ!~☆☆☆
これは以前ポケラバ内のカード企画として実際に行ったことのあるルールを基にしたものです。各対戦卓にお題カードを一組置きます。Aさん(先攻)とBさん(後攻)の対戦であるならばお題カードを引くタイミングは以下の通りです。赤字、青字の部分がそれぞれAさん、Bさんに引いたお題カードの効果が働く期間です。
試合開始!➡Aさんがお題カードを引く➡Aさんのターン➡ポケモンチェック➡Bさんがお題カードを引く➡Bさんのターン➡ポケモンチェック➡Aさんがお題カードを引く➡…
(以下繰り返し)
さてその気になるお題カードの中身の例をちょっとだけお見せします。
・最初のターンや場に出したばかりのポケモンでもすぐに進化することができる
・この番、スタジアムの効果は働かない
・あなたはグッズを使うことができない
・あなたのバトルポケモンはきぜつする
・対戦相手は、この対戦の終わりまで、シャカパチしてはならない。(対戦相手がシャカパチをするたび、あなたはあなたのトラッシュの好きなカード1枚を、手札に加えてよい。)
などなど。
究極の運要素の絡んだポケカバトルにあなたも挑戦してみませんか?(笑)
⑷コインラッシュ!!!~1試合に1年分のコインを投げよう~☆☆☆
旧裏のスタジアムに「錯乱ジム」という恐ろしいカードがありますね…。それよりももっと恐ろしいことをこのルールでは行います。簡単に言うと「基本的に全ての動作一つ一つにコイン判定がかかります!」これはコイン好きにはたまらないルールですね。1試合でコインを投げるのが上達しそうです。以下に詳細をまとめます。
・コイン判定を行わない動作(例外)
〇ワザを使う
〇手札からエネルギーをポケモンにつける(ただし、特性などによるものは特性発動としてコインを投げる)
〇場にたねポケモンを出す
〇場のポケモンを手札から進化ポケモンを重ねて進化させる
〇サイドをとる
〇自分のターンのはじめに山札からカードを1枚引く
〇ポケモンチェック内で起こる動作
〇ポケモンのどうぐの効果の発動(ポケモンにつける際にコイン判定)
〇常に働く特性(ダストオキシン、もりののろいなど)
・コインを投げる動作
〇トレーナーズを使う(裏なら失敗してトレーナーズを使ったことになりそのカードをトラッシュする。のぞむなら、相手プレイヤーはそのトレーナーズの効果を使用しても良い。ただし、場に働く効果や条件に従えないものは使うことができない。)
〇にげる(裏なら失敗してにげることはできない)
〇特性を使う(裏なら失敗して特性を使ったことになる。のぞむなら、相手プレイヤーはその特性の効果を使用しても良い。)ただし、1ターンに何度でも使える特性に関しては、使用するはじめの1回だけコインを投げて、それ以降は同一ターン内にコインを投げなくても良い。
<注意点>
〇サポートを使って失敗した場合は、サポートを使用した扱いとなるために、同じ番にサポートを使うことはできません。
〇「しょうりのほし」「イカサマコイン」は通常通りはたらきます。その場合は、改めてワザが成功するかどうかのはじめの状態にまで戻る必要はありません。
〇元々コインを投げるトレーナーズ(ポケモンキャッチャーなど)や特性(へびしばりなど)は本来のテキストのままとします。つまり、実質の成功確率は1/4です。
⑸さかさバトル~炎タイプがWTBに強い世界~☆
ゲームのタイプ相性で「こうかはばつぐん」と「こうかはいまひとつ」が入れ替わるさかさバトルがレートのスペシャルバトルにありましたよね。それをポケカでも採用できるのではないかと思って考えたオリジナルルールです。このルールに関しては単純に弱点と抵抗力を入れ替えるだけです。
<注意点>
〇テキスト内の「弱点・抵抗力」も全て入れ替えます。
ex)ルカリオEXの「スカッドジャブ」は「このワザのダメージは弱点の計算をしない。」に変更となります。つまり、さかさバトル下においてはルカリオEXのスカッドジャブでシェイミEXの弱点をつくことはできません。
以上がポケカロンを構成する競技です!これらのルールはそれのみに特化したデッキ(ローテーションバトルにおいてのLOなど)は強いですが、他のルールには対応できないので想定としては一つのデッキで全部のルールを行うスタイルです。よって、全部のルールに対応した最強のデッキを考えないと総合優勝はできないということになります。戦略性・運要素の絡んだルールとどれも実際に行って様子をみたいです。まだ構想段階なので、実際に行おうとすると問題は多々あると思います。それも含めてこの記事を読んだ方は僕に感想や意見を下さい。
今年の清陵祭のポケラバの会誌に投稿した記事です。少し内容を変更して改めて「ポケカ論」にあげます。まだ変則ルールは整備中ですが、面白いルールばかりなので、次回のカロン杯を期待してください。以下、会誌の記事です。
「ポケカロンがポケカロンを考える」
ポケラバM1 ポケカロン
これまでゲームでの氷統一、ポケカのカゲボウズの魅力についてポケラバの会誌で語りました。今回はポケカの変則ルールについて考えていきます。この会誌の内容を基に8月に開催予定のポケカ公認自主大会「カロン杯」で実際に採用する予定です。
不思議なタイトルで何を言っているんだと思う人も多いかもしれないので経緯を話します。ポケラバでHGSSの「ポケスロン」が流行った時期があり、TLを見る度にこの文字が自分のHNに見えました(笑)そこから、ポケカの変則ルールを連続で行う大会(ポケカ+トライアスロン=ポケカロン)っておもしろそうだなと思い、命名しました。「ポケカロンが考えるポケカロン」タイトルの同じ言葉は実は意味が違うんですね。
ポケカの長い歴史の中で、一度は公式ルールになった”あのルール”からオリジナルのルールまで変則ルールは多々あります。全部で5つの変則ルールについて順番にその面白さを語っていきます。☆の数はそのルールの分かりやすさと面白さなどの総合の点数を、独自の判断で付けたものなので参考にしてください。
⑴ダブルバトル~公式から忘れ去られたルール~ ☆☆
DP時代の頃までは公式のルールブックにも記載されていたダブルバトルです。以前は大型公式大会でも「ダブルバトル」が採用されて、大会の景品として専用のワザを2つもつチリーンが配布されました。
まずは当時の公式の説明文をざっとまとめます。
(ルール説明)
・バトル場にポケモンを2体出す。(場にポケモンが1匹しかいない場合はそのまま)
・ベンチに出せるポケモンの数は4体まで。
・ポケモンがワザを使うときは、どちらのバトルポケモンがワザを使うかを決めます。その後に使うワザを決め、そのワザを与える相手のポケモンを選びます。ワザを1つ使うと、自分の番は終わりになります。
通常のポケカのルールとの変更点はこれだけなので単純明快ですね。
<注意点>
・バトル場にポケモンが1匹だけになっても試合は続行します。
・にげるは自分の番に1回だけです。
・ベンチの数を変更する「スカイフィールド」「みちをふさぐ(ウソッキーの特性)」のテキストをこのルールのみ以下の様に変更します。
「おたがいのプレイヤーがベンチに出せるポケモンの数は、7匹になる。(このカードがトラッシュされたとき、ベンチに5匹以上いるプレイヤーは、ベンチが4匹になるまでポケモンをトラッシュする。トラッシュするのは、このカードの持ち主から。)」
「このポケモンがいるかぎり、相手がベンチに出せるポケモンの数は、3匹になる。相手のベンチに4匹以上いる場合は、相手はベンチが3匹になるまでポケモンをトラッシュする。[ベンチの数を変更する効果は、少ない数が優先される。]」
{Q&A}
Q1.対戦開始時にはじめに引いた7枚にたねポケモンのカードが2枚ありました。この時、バトル場にポケモンを1体のみだして、もう1体は手札に残したままにすることはできますか?
A1.できます。
Q2.バトル場にポケモンが1体しかいない時に、「アズサ」や「ネストボール」などの山札から直接ベンチにポケモンを出すトレーナーズは使えますか?
A2.使えません。場にポケモンを出す際はバトル場のポケモンから順に埋めていくので、これらのカードは使えません。
Q3.自分のバトルポケモン1体はゲンシグラードンEX、もう1体はカゲボウズです。この時に相手にグッズ「あなぬけのヒモ」を使われました。この時に効果がかかる対象はこちらで選ぶことはできますか?
A3.できます。
ゲンシグラードンEXを選んだ場合➡Ωバリアの効果で自分は相手のグッズの効果を受けないために、相手のみ「あなぬけのヒモ」の処理を行います。
カゲボウズを選んだ場合➡「あなぬけのヒモ」の効果が自分にも働くために、バトル場のカゲボウズとベンチポケモンを入れ替えます。
Q4.相手にサポート「フラダリ」を使われました。この時に、こちらが相手に指名されたベンチポケモンと入れ替えるバトルポケモンを選ぶことはできますか?
A4.できます。
Q5.バトル場にポケモンが1体しかいない時に、手札からシェイミEXをベンチに出して特性「セットアップ」を使うことはできますか?
A5.できません。必ず、バトル場からポケモンを埋めていくので、この場合は手札から直接バトル場にシェイミEXをだすことになるためにその特性は働きません。
(現環境において採用した際の影響)
・ベンチの数が少ないことからシェイミEXやカプ・テテフGXなどの展開系のポケモンが使いづらくなる
・ベンチの数によりワザのダメージが増減する「ゾロアーク」や「MレックウザEX」の弱体化
・バトル場にポケモンが2体いることにより、通常ルールにおいてはない「どちらのポケモンに攻撃するのか」という択が発生する
・どちらかしか攻撃できないのならば、相方はバトル場において働く特性(オーロット「もりののろい」など)のポケモンを配置するのが戦略として強い
⑵ローテーションバトル~ゲームでなくなったのならばカードでやろう!~ ☆☆
ゲームにおいて、サンムーンからローテーションバトルがなくなり悲しんでいるローテ勢はたくさんいます。それならば、ポケカでローテーションしちゃいましょう!ということで考えたオリジナルのルールです。まずはルール説明からします。
(ルール説明)
このルールにおいての通常ルールとの大きな違いは、ベンチにポケモンを置く時、ワザを宣言する時にあります。以下に本ルールにおける変更点を示します。
①新しくベンチにポケモンを置く際はその配置に注意する必要があります。ローテーションできるポケモン(攻撃可能なポケモン)は、バトル場+ベンチの両隣のポケモン2体の全部で3体のみです。ポケモンをローテーションする際は、場の全体のポケモンを一つずつずらします。
②ワザの宣言をする前に、ワザを使う方のプレイヤーは場のどのポケモンでどのワザを使うのか、ワザを受ける方のプレイヤーはどのポケモンで相手のワザを受け止めにいくのかを決めます。
お互いにバトル場に出すポケモンを決めたら専用の用紙にそのポケモンの名前(複数同じ名前のポケモンが場にいる場合は区別できるようにする)とワザ名(攻撃する側のみ)を記入し同時に見せ合います。その後、指定したポケモンをバトル場にだして通常ルール同様にその後はワザの処理を行います。
<注意点>
・自分の場にポケモンが1匹しかいない場合はそのままです。相手の場にポケモンが2匹以上いる場合は相手のみローテーションします。
・ゲームのローテーションバトル同様に、元々バトル場にいたポケモンを指名してそのまま残ることも可能です。
・「ポケモンいれかえ」「なりかわる(特性)」などでバトル場のポケモンをベンチポケモンと交代する場合は、それらのポケモンのみを通常のバトル同様に入れ替えます。
・「にげる」は両隣のポケモンのみの交代とします。
{Q&A}
Q1.先攻1ターン目はワザを使えませんが、ローテーションの処理は行いますか?
A1.行いません。
Q2.先攻1ターン目でも使えるラティオスEXの「ファストレイド」を使った場合はローテーションの処理を行いますか?
A2.行います。
Q3.1ターン目後攻以降に、ワザを使わない場合もローテーションの処理は行いますか?
A3.行います。この場合、専用の用紙にワザを使用しないことを示し、ローテーションの処理を行います。
Q4.相手のローテーションの処理の時にバトル場にいたグソクムシャGXをベンチに下げました。次の番にグソクムシャGXをローテーションの処理でバトル場に出して「であいがしら」を使ったらダメージはプラスされますか?
A4.この番にベンチからバトル場にでてきたことになるので、プラスされます。
(現環境において採用した際の影響)
・安全にポケモンを育てることができるので進化形のデッキ+HPの高い置物デッキは強化、AZやアセロラなどを利用されることにより、2パンのデッキは弱体化します。
・ワザの宣言の前にダメカンを乗せる効果(ジュナイパーGXの「フェザーアロー」など)はローテーションバトルにおいてはさらに強くなります。
⑶お題バトル~様々なお題を乗り越えろ!~☆☆☆
これは以前ポケラバ内のカード企画として実際に行ったことのあるルールを基にしたものです。各対戦卓にお題カードを一組置きます。Aさん(先攻)とBさん(後攻)の対戦であるならばお題カードを引くタイミングは以下の通りです。赤字、青字の部分がそれぞれAさん、Bさんに引いたお題カードの効果が働く期間です。
試合開始!➡Aさんがお題カードを引く➡Aさんのターン➡ポケモンチェック➡Bさんがお題カードを引く➡Bさんのターン➡ポケモンチェック➡Aさんがお題カードを引く➡…
(以下繰り返し)
さてその気になるお題カードの中身の例をちょっとだけお見せします。
・最初のターンや場に出したばかりのポケモンでもすぐに進化することができる
・この番、スタジアムの効果は働かない
・あなたはグッズを使うことができない
・あなたのバトルポケモンはきぜつする
・対戦相手は、この対戦の終わりまで、シャカパチしてはならない。(対戦相手がシャカパチをするたび、あなたはあなたのトラッシュの好きなカード1枚を、手札に加えてよい。)
などなど。
究極の運要素の絡んだポケカバトルにあなたも挑戦してみませんか?(笑)
⑷コインラッシュ!!!~1試合に1年分のコインを投げよう~☆☆☆
旧裏のスタジアムに「錯乱ジム」という恐ろしいカードがありますね…。それよりももっと恐ろしいことをこのルールでは行います。簡単に言うと「基本的に全ての動作一つ一つにコイン判定がかかります!」これはコイン好きにはたまらないルールですね。1試合でコインを投げるのが上達しそうです。以下に詳細をまとめます。
・コイン判定を行わない動作(例外)
〇ワザを使う
〇手札からエネルギーをポケモンにつける(ただし、特性などによるものは特性発動としてコインを投げる)
〇場にたねポケモンを出す
〇場のポケモンを手札から進化ポケモンを重ねて進化させる
〇サイドをとる
〇自分のターンのはじめに山札からカードを1枚引く
〇ポケモンチェック内で起こる動作
〇ポケモンのどうぐの効果の発動(ポケモンにつける際にコイン判定)
〇常に働く特性(ダストオキシン、もりののろいなど)
・コインを投げる動作
〇トレーナーズを使う(裏なら失敗してトレーナーズを使ったことになりそのカードをトラッシュする。のぞむなら、相手プレイヤーはそのトレーナーズの効果を使用しても良い。ただし、場に働く効果や条件に従えないものは使うことができない。)
〇にげる(裏なら失敗してにげることはできない)
〇特性を使う(裏なら失敗して特性を使ったことになる。のぞむなら、相手プレイヤーはその特性の効果を使用しても良い。)ただし、1ターンに何度でも使える特性に関しては、使用するはじめの1回だけコインを投げて、それ以降は同一ターン内にコインを投げなくても良い。
<注意点>
〇サポートを使って失敗した場合は、サポートを使用した扱いとなるために、同じ番にサポートを使うことはできません。
〇「しょうりのほし」「イカサマコイン」は通常通りはたらきます。その場合は、改めてワザが成功するかどうかのはじめの状態にまで戻る必要はありません。
〇元々コインを投げるトレーナーズ(ポケモンキャッチャーなど)や特性(へびしばりなど)は本来のテキストのままとします。つまり、実質の成功確率は1/4です。
⑸さかさバトル~炎タイプがWTBに強い世界~☆
ゲームのタイプ相性で「こうかはばつぐん」と「こうかはいまひとつ」が入れ替わるさかさバトルがレートのスペシャルバトルにありましたよね。それをポケカでも採用できるのではないかと思って考えたオリジナルルールです。このルールに関しては単純に弱点と抵抗力を入れ替えるだけです。
<注意点>
〇テキスト内の「弱点・抵抗力」も全て入れ替えます。
ex)ルカリオEXの「スカッドジャブ」は「このワザのダメージは弱点の計算をしない。」に変更となります。つまり、さかさバトル下においてはルカリオEXのスカッドジャブでシェイミEXの弱点をつくことはできません。
以上がポケカロンを構成する競技です!これらのルールはそれのみに特化したデッキ(ローテーションバトルにおいてのLOなど)は強いですが、他のルールには対応できないので想定としては一つのデッキで全部のルールを行うスタイルです。よって、全部のルールに対応した最強のデッキを考えないと総合優勝はできないということになります。戦略性・運要素の絡んだルールとどれも実際に行って様子をみたいです。まだ構想段階なので、実際に行おうとすると問題は多々あると思います。それも含めてこの記事を読んだ方は僕に感想や意見を下さい。
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