今日は、デッキ考察でもジムバトルのレポートでもポケカの問題のことでもなく、自分のこれまでのポケカ人生について振り返ってみようと思います。なぜ僕がこんなにポケカにはまったのか疑問に思っている人も多いと思うので、自己紹介も兼ねてつらつら書きます。長いので覚悟してください(笑)

第一章 ~ポケモンカードゲームとの出逢い~
 僕の思い出せる限りのポケカとの遭遇はコンビニです。僕が小学校低学年当時は、レジ横にポケカが箱から開けられた状態で今の和菓子の様にポンと置いてありました。そんなお店の戦略にはまり、「ポケモン」は好きだったけれども「ポケカ」についてはほとんど触れたことのなかったポケカロン少年は、親に1パックだけ(昔は1パック税込315円)買ってもらった思い出があります。
 その1パックから現れたのが、エレメンタルブラストのかっこいいルギアのキラカードでした。なんかよく分からないけど、伝説のポケモンだしイラストもかっこいいと思い、大切に保存しました。そして、今でもその旧裏のルギアは、僕のポケカの原点としてファイリングしてあります。しかし、そこからポケカを友達と対戦したりすることはなく、月日は流れます…。

第二章 ~ポケカ対戦の記念日~
 あれから3~4年が経過した小5の冬。誕生日プレゼントを買ってもらいに、地元のトイザらスに行った時のこと。レジ横にミュウとルカリオのバトルシーンが描かれたかっこいい缶ボックスを発見…!何にひかれたのかは正直覚えていません。気がついたら誕生日プレゼントとして買ってもらっていました。あのバトルギフトボックスが目に入らなかったら。ちょうど発売日よりも前に誕生日を迎えていたら。今のポケカライフはなかったかもしれません。
 ポケカロン少年は小中高ずっと少し距離のある私立の学校に通っていたために、いわゆる地元の友達は皆無でした。そんな環境の中で一人っ子の僕のポケカの対戦相手は父親でした。ポケカの対戦ルールなんて全く知らない親子で、ギフトボックス内の構築済みデッキ・ルールブックを使い、対戦していました。ミュウex, 伝承のルカリオex, シザリガーex, グラエナexなどこれらのカードはキラ加工のフォルムがはげるほど、ノンスリで遊び尽くしました。

第三章 ~勇気を出して外の世界へ~
 家族でポケカを遊ぶ程度だった僕も、書店やスーパーでポケカの拡張パックを買ってもらい、ちょっとずつ強いexが手に入るようになるとお店の大会にも出てみようかなと思うようになります。しかし、知らない人と対戦するのは勇気が必要です。ポケカの対戦を始めたのは、PCGシリーズの後期からですが、ジムチャレに行くようになったのはDPtの後期からです。世界大会へ向けた大型公式大会の予選にも「モジャンボlevelX」のデッキを使って参加しました。他人のレシピなど全く参考にせずに自己流で臨んだ予選。第一ステージは奇跡的に突破しましたが、その次の段階で負けてしまった悔しい思い出があります。
 ジムチャレではレジェンド時代の対戦が蘇ります。ライチュウデッキを使って、トップが光り、大人のプレイヤーに買った時の喜びは今でも覚えているくらいなので相当なものだったのでしょう。

第四章 ~しばらくのお休み期間からの再熱~
 高校生になると勉強や学校の行事も忙しくなり、前ほどはポケカで遊ぶ機会は減りました。それでも定期的に千葉で行われた公式大会の遠征に行ったり、東京タワーで行われた大会には行きました。この期間はポケカを買い続けてはいましたが、集めているだけに近かったです。12年間のポケカ人生の中ではちょっとしたお休み期間でした。
 大学に入るとポケサーのお昼の活動に、通常授業開始日に真っ先に伺いました。その時に、「ポケカが好きです!」と自己紹介すると「珍しいなあ」と先輩にリアクションされたことを覚えています。
 その後、BW後期~XYに移行するタイミングで、同期もちょうど良いタイミングだったのでポケカを始めていきました。講義の間の休み時間などに、同期や先輩とすぐに対戦をする。大学に行くカバンの中には、教科書や白衣と一緒に常にポケカのデッキが入っている。そんな大学生活を送る中で、ポケカが自分の中でもサークル員とのコミュニケーションのツールとなっていること。そして、学祭で来場者(地元の小学生、他大のポケサーの人、親子連れ)の方々と対戦をしていく中で、ポケカに対する新しい楽しみ方を見つけました。

第五章 ~公式資格取得に向けて~
 ここで話を少し前に戻します。僕は人に物事を教える、伝えることが好きです。そこで、大学入学後は学問として好きだった「化学」を人に教えたいと思い、教職課程を履修しました。それの延長に今があります。趣味である「ポケモンカードゲーム」の魅力をもっといろんな人に伝えたいなとサークル活動を通じて思うようになりました。
 その時、絶好のタイミングで公式からの「ルールエキスパート・イベントオーガナイザー試験」の実施が発表されました。
「まさにこれだ!求めていた資格がここにある。」
 第1回目の試験だったので、初めてのことだらけでしたが何とか試験に合格。2つの資格を取得することができました。

第六章 ~コレクターやジャッジとしての楽しみ方の発見~
 資格取得後は公認自主大会「カロン杯」を開いたり、学祭で「はじめて教室・デッキづくりアドバイス」を開いたりと精力的に活動を行ってきました。
 Twitterで様々なポケカ仲間とつながる中で、ガチコレクターさんや発想力豊かな大会を運営する人など様々な人の影響を受けて僕もカゲボウズの無限回収を始めたり、ボランティアジャッジとして活動させていただいています。明日から2日間、横浜大会のボランティアジャッジとして携わります。
「イベントオーガナイザーを取得したらプレイヤーとしてではなく、ジャッジとして大型公式大会に携わるだけの意気込みはあるのか?」
 自分の想い描いていた答えが今ここにあります。

~終わりに~
 僕は世界大会に行ったことも、日本の大会でタイトルを獲得したこともないです。毎日、ポケカの問題を出題していますが、全てのルールを網羅しているわけではありません。逆に、合格点ギリギリでルールエキスパートの試験に受かっているくらいです。そんな僕でも子供から大人まで幅広い世代を対象にして「ポケカの魅力を伝える」ことはできます。 
 恵まれたポケカ環境でもなく、細々とポケカを楽しむ程度だった子供時代。大学生になってからの多様な価値観を持つポケカ仲間との出会い。これらの経験を経て、今のポケカライフがあります。僕が何も知らない初心者だったから。好きなポケモンでバトルしたいから。そんな自分の過去と重ね合わせて、デッキづくりアドバイスにおいては子供たちと同じ目線に立つことができます。
 今、僕が使っているデッキは「ミュウルカリオ」です。気づけばポケカ対戦を始めたあの日の原点に立ち返っていました。

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